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動く物は動産であり動かない物は不動産

不動産には、「動かない」という特性があります。
そもそも建物周辺にある物は、動く物と動かない物があります。
例えば自動車や自転車などは、自由に動かす事ができます。
もちろん建物の中にある家財も自由に移動できます。
しかし住宅物件自体は、簡単には動かす事はできません。
よほど強力な重機でも使わない限りは、容易には動かない状態になっている訳です。
動かせる家財全般は、動産と呼ばれます。
ですから上述の自動車や自転車などは、動産扱いになります。
しかし建物や土地などは簡単には動かせないので、不動産と呼ばれる訳です。
「不動」という表現が使われているのは、きちんと理由がある訳です。
また誤解されている事も多いですが、土地物件の上に生えている植物は動産ではありません。
植物を動かす事も一応可能ではありますが、基本的には動かす事はありませんから、樹木も不動産であると見なされる訳です。
ただし植木鉢などは簡単に動かせますから、動産扱いになります。

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